おうちで作るタイ料理

カオマンガイと日本茶を嗜む〜カオクア茶開発まで

透明急須でカオマンガイと日本茶を嗜む画像

和食とタイ料理のフュージョン料理をたまに作ります。
冷奴にタイハーブとナンプラーをかけたり、グリーンカレーと和出汁でうどんにしたり。

ただ、烏龍茶やほうじ茶はともかく、あんまり日本の緑茶に合うタイ料理って思い浮かばないなあと。そもそも辛い料理に繊細な旨味のある日本の緑茶は合わせにくいと感じます。

そんな中、これいけるんじゃない?と思ったのが、タイ料理の中でも中華寄りのカオマンガイ(ข้าวมันไก่)「日本の美味しい緑茶にタイ料理を合わせてみる」ということで、ソースにちょっと和テイストを取り入れて作ってみました。

煎茶堂東京の「割れない透明急須」で謎タイ茶を淹れることになる

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可愛いなーと思ってた透明急須(画像奥のやつ)を入手したので、緑茶はこれで淹れます。
この透明急須が、のちに紹介する「カオクア茶」を生み出すきっかけとなるのですが、まずはちょい和テイストのカオマンガイを作るところから。

日本茶に合うカオマンガイソースを作る

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タオチオ(เต้าเจี้ยว)というタイのお味噌が特徴的なカオマンガイソースですが、今回は信州赤味噌と日本のお醤油を味付けにしてみます。
ニンニク、パクチー、生姜、赤唐辛子のみじん切りを信州味噌に混ぜ混ぜ。
私はタレに食感が残ってるのが好きなので、細かく手切りする派です。

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タオチオよりねっとりめの赤味噌。

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鶏でとったスープとお酢を加えて完成。
決して和食の味じゃないけど、タオチオ使うよりちょっとだけタイ風味が薄れます。

カオマンガイの作り方

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鶏皮と脂部分をパリパリに焼きます。(これはちと焼きすぎたな。)
カリカリになった鶏皮に塩振って食べるのが好き。カロリーなんて知らんよ。

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鶏油で生姜、ニンニクを炒めて香りを出したらタイのジャスミンライスをささっと絡めます。

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鶏がらスープで炊きましょう。

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今日は胸肉ともも肉を使いました。
白胡椒、パクチーの根っこと一緒に低温でしっとり茹でます。
この鶏のスープはご飯を炊くのと、あとで大根を入れてスープにします。

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ご飯が炊けました。「カオマン」とは油っぽいご飯のこと。「ガイ」が鶏肉ですね。

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盛り付けて完成。こちらに日本茶を合わせようじゃないか。

グッドデザインな透明急須の出番です

透明急須の画像

そうさ透明急須はグッドデザイン賞を受賞しているのさ。可愛かろう?
カオマンガイのために初使用です。

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煎茶堂東京で販売されてるお試しサイズの「みなみかおり」という鹿児島産の緑茶を合わせます。

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透明急須に付いてた「お茶の入れ方ガイド」を読んで初めて知ったんですけど、お茶を蒸らすのに蓋をしないんですね。
こんな淹れ方初めて。

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蓋開けっぱで1分と20秒。お一人様サイズのお茶を淹れます。だんだん開いてくるのを見るのも楽しいです。
透明急須は見た目ガラスっぽいんだけど、実は樹脂でできてるので割れないし、持っても熱くないんですよ。お湯の量も目分量でわかるし、思った以上にすんごい使いやすかった。

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注ぐときだけ蓋をして、ととと。
いい色。

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カオマンガイの付け合わせといえばきゅうりが鉄板ですが、茹でた小松菜にしてみました。
ちょい貧血気味なので、生徒さんから「小松菜食べり!」とアドバイスいただいたので。
それと小松菜にタオチオソースかけて食べるのが好きなのもあって。

タイ料理に日本茶は合うのか

はい、合いました。完璧です。今回は信州味噌使ったけど、多分普通にタオチオ使ってもいけると思います。

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こちらは2煎目のお茶。色が濃くなってバイトゥーイのお茶みたい。
ところで透明急須のガイドを見ると面白い記載が。

カオクア茶登場。玄米茶もどきを作る。

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これなんですよね。
「3煎目はにこまる玄米をトッピングして締めるのがおすすめです」と。

にこまる玄米とはなんぞ?

にこまる玄米

これのことらしい。
煎茶堂東京で販売されてる熊本産玄米で、出がらしのお茶にあと乗せすることで「マイ玄米茶」が作れるというもの。
う・・・おいしそう。だけどこれ持ってない。
あ、もしかしてあれ使えるんじゃないか?

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はい、カオクアでございます。
カオ=米
クア=炒る

ラープ作るときに炒っておいたのが残ってたので、これ使ってみちゃえ!
ジャスミンライスとタイの餅米にレモングラス・バイマックルーを一緒に炒って粉々にしたものです。
香ばしいから玄米に近い風味が出るんじゃないかと。

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カオクワ投入。ぱらぱら。

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ふあー!
これ、美味しいよ!
3煎目で味がガッツリ変わったのも面白いし、玄米茶っぽい味もするし
カオクアだからちょっとハーブの味もするし。

思いがけず新しい種類の飲み物を発見できて面白かったというお話でした。
カオマンガイ×日本茶、お試しをー!

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