サークーサイムーは、小粒のタピオカで肉餡を包んだ蒸し物。お砂糖と醤油の甘辛さにニンニクやパクチーのがっつりタイの香りが加わった一口サイズのタイ料理です。
サークーサイムーってどんな料理?
サークーサイムーの中身は豚肉やエビを細かく引いたミンチ肉。パクチー、にんにく、胡椒の香りを立たせた油で肉とタマネギを炒め、砂糖醤油で甘辛く味付けをして、砕いたピーナッツも混ぜ込みます。
サークー/สาคู…タピオカ
サイ/ไส้…入れる
ムー/หมู…豚
で、豚肉入りのタピオカの意味。
甘辛い味付けの肉餡が、もちもちのタピオカにつつまれたひとくちおやつ。屋台でも見かけられますが、レストランでは前菜に出されます。このお団子を生の唐辛子、パクチーと一緒に食べたり、レタスに包んで食べたりします。野菜と一緒だとさっぱり感が加わって食べやすい!
サークーサイムーの作り方は?
肉種作り。にんにく、パクチー、こしょうのにおいがけっこう強烈です。砂糖醤油で絡めてしっかり水気を飛ばして冷ましておきます。
小さく小さーく丸めた肉団子を、水で少し柔らかく戻したタピオカで包みます。タピオカが手にくっつくし、この作業がひと苦労(;´Д`)
包み終わったころころボールを蒸し器に置いて…
数分蒸せば白かったタピオカがつやっと透明になって蒸し上がります。
タピオカって何から出来てるの?
水で戻す前の、乾燥したタピオカパール。もとはキャッサバ芋から作ったデンプンだそうです。
糊化させたタピオカを容器に入れ、回転させながら雪だるま式に球状に加工し、乾燥させたものは「スターチボール」、「タピオカパール」などと呼ばれ、中国語で「粉圓」(拼音: fěnyuán フェンユアン)と呼ぶ。
(画像元:Manihot esculenta (C)2005 David Monniaux)
こちらがキャッサバ芋。学生の時に授業で毒があるって習ったけど、加工工程で毒を抜くようです。キャッサバのデンプンから出来たタピオカ粉に特殊な加工をすると丸いタピオカパールになります。
タピオカ団子は白いままだったり、植物からとった天然の色素で青や緑色に着色されてることもあります。そもそもタピオカ粉で作るようなもちもちのお菓子はだいすきなので、サークーサイムーも大好きなタイ料理の一つ。ただ、冷やしすぎるとかちかちになっちゃうので、作った日のうちに食べるほうがいいですね(o´¬゚o)